3-2.テーマ・スキル学習
1) 目 標
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テーマ・スキル学習では、「中学校卒業時に一人ひとりに育まれているとよいと願う価値観とチカラ」を念頭に、毎年度必ず扱う基本テーマ・スキルと、その時々の時事や課題によって毎年度自由に設定する随時テーマ・スキルで構成されます。基本テーマ・スキルの項目と包括的な目標は、次表のとおりです。
2) 内容・方法
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基本テーマ・スキルの具体的内容として、初期クラスと後期クラスの年間展開計画(案)を次ページ、次々ページに示しました。毎年度、基本テーマ・スキルのねらいは同じですが、3時間または6時間のプログラムは3年間のローリングで変えて提供することで、多様な視点の問いかけでねらいの達成を図ります。
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当面は、子どもたちにテーマ・スキル学習の経験の蓄積がないため、初期クラス、後期クラスの枠組みで提供し、時期を見て、中学部1~3年のレベルを対象とした包括的な目標と項目の設定を行います。
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テーマ・スキル学習は、すべて参加・体験型=ワークショップ形式により行います。
<ワークショップとは>
・対等な立場で集まった人々が、大切なテーマについて考えを深め合う会。
・お互いが持つ豊かな経験や智恵から学び合い、さらに新しいアイデアを創造共有する場。
<ワークショップのよさ>
① 第一に「楽しく学べる」ということです。体験しながら「楽しく学ぶ」ことで、「学ぶことは楽し
い」と思えるようになります。
② 問われることで自分の価値観をふりかえることができます。伝え合うことで多様な価値観があるこ
とを知り、異なるものと出会うことで発見や気づきがあります。
③ 自分にとって大切なことは何か、共通の価値とは何なのか、話し合い協力して学ぶことを通して、
よりよく生きるための価値観を育てあうことができます。