​めざす学校の理念・方針

​1-1.学校の基本理念
  • 私たちの学校は、次の3つの基本理念を掲げ、「教育」※ の実践と学校運営を行います。

  • 受動的な 「~することできる学校」ではなく、能動的な「~する学校」とし、子どもをはじめ、学校に関わる全ての人が、理念体現のために主体的に参加している姿を表しています。

  • また、「学校」を「社会」に置き換えたものが、私たちが望む未来の社会の姿であり、学校から社会変革をめざします。

 

※カッコ書きで「教育」としているのは、字面からの「教え育む」という意図を持たず、学校で行われるすべての活動の総称・概念として表すためです。

 以降、同様です。

基本理念1  自分らしく十分に生きる学校
大切な他者とともに、なりたい自分を十分に生き、支え合う学校
  • 人はみな、自分らしく、自由に楽しみ、しあわせになるために生まれてきます。一人ひとりの「いのち」のかけがえのなさを大切にする人が育つことをめざす学校です。       
  • 人はみな自分にしかない良さとチカラを持って生まれ、その可能性は無限です。自分が持つ良さとチカラに気づき、それらを発揮しながら十分に生きることを応援する学校です。 
  • 人はみな、自分の人生の主人公であり、自分で考え・自分で決める権利を持っています。自分のチカラを信じ、他者や社会を信頼し、健やかに生きることを支え合う学校です。
基本理念2 学ぶことの本質を味わう学校
遊び※と学びを楽しみ、自分や世界と出会い、「生きる」を探求する学校​
  • 暮らしの中から生まれる「知りたい」「確かめたい」という問いと意欲から学びが始まります。好奇心を持って思考し探求すること、遊びと学びの楽しさ、学問とのよい出会いを大切にする学校です。

  • 知り、感じ、体験する喜び、思いもよらない発見。遊ぶこと学ぶことは生きることそのものです。そうした中一人ひとりの内に芽生えたものが育ち、それぞれに花開くことを応援する学校です。

  • 遊びや学びを通して出会った様々な人やもの、培った自信や経験は、その人の人生を励まし支えます。遊ぶこと学ぶことを通して一人ひとりの可能性と関係性が、広がりつながることをめざす学校です。

※ 私たちの学校における「遊び」の位置づけや考え方については、第3章の5に記載の<「遊び」に関する考え方>を参照してください。

基本理念3  よりよい未来をともに創る学校
人権・環境・平和に関する理念を学び、よりよい未来に向けて行動する学校​
  • 私たちは、一人では生きていません。自分と他者と社会と未来はつながっています。わたしのこと、あなたのことと同じように、みんなのことを考えることを大切にする学校です。

  • 誰もが自分らしく十分に生きるためには、それを可能にする社会でなければなりません。今何が問題なのか、どうなるといいのか、参加と対話を通して学びあうことを応援する学校です。

  • 一人ひとりにチカラがあり、私たちには社会をよりよく変えていくことができます。未来への希望と心に平和の砦を持ち、持続可能な未来づくりに関わる人を増やすことをめざす学校です。

 

1-2.子ども観と「教育」の方針

子ども観
  • 「教育」のあり方は、子どもがどんな存在だと考えるか、つまり「子ども観」によって大きく変わります。

  • 私たちは、次のような「子ども観」に立ち、めざす「教育」のあり方を考えます。

「教育」の方針
  • この子ども観を踏まえ、子ども自身による主体的な「学び」※と、子ども同士や子どもと周りのおとなによる「共育」を、「教育」の基本とします。

  • これからの時代を生きていくためには、モチベーションを持つこと、多様な経験と共有を行うことが、大切だと考えます。「学び」と「共育」は、それを支えることにつながります。

※広義の意味として、以降基本的に「学び」には、私たちが大切にしたい「遊び」の要素を含むものとします。

 
  • 私たちの学校がめざす、中学校卒業時に一人ひとりの子どもたちに育まれているとよいと願う価値観(概念・意識)とチカラ(技術・態度)は、以下のとおりです。

  • 子どもにはそれぞれ個性や持ち味があり、もちろん価値観やチカラは一人ひとり多様であってよいものです。 しかし、ここに掲げる価値観とチカラは、学校の基本理念を実現するため重要で、子どもたちの『自立と共生』のチカラを育むために大切であり、どの子どもにも共通して育てていくべきものと考えます。

  •  これらの価値観やチカラを、私たちの学校における「学び」と「共育」の指針とします。

1-3.育みたい価値観とチカラ

中学校卒業時に一人ひとりに育まれているとよいと願う価値観とチカラ

 

1-4.主要カリキュラム要素

  • 私たちの学校では、「基礎学習」、「テーマ・スキル学習」、「プロジェクト」、「分野別学習」、「自由活動」を、カリキュラムの主要5分野と位置づけ、包括的に組み合わせ、「学び」と「共育」を実施します。

  • これらの主要5分野を、「中学校卒業時に一人ひとりに育まれているとよいと願う価値観とチカラ」の2つの区分である「自立」と「共生」別に、また、子どもの興味・関心の起点である「自発」と「他発」別に整理すると、下図のとおりとなります。なお、『自立』と『共生』のための各カリキュラム要素は相互に関連しており、自立と共生どちらか一方だけに寄与するものではありません。

  • 「基礎学習」は、「自立」と「共生」、「自発」と「他発」のすべての学びのバックボーンとなる学びと位置づけます。

  • 上記の主要5分野ほか、「個別学習計画」「サークルタイム/シェアリング」「クラスタイム/全校ミーティング」「ユースフルタイム」「ブレイクタイム/お昼休み」「年間行事」のカリキュラム要素があり、それぞれが、『自立』と『共生』の価値観・チカラを育むことに寄与します。

  • 各カリキュラム要素の枠組みは「第2章 めざす学校のカリキュラムの枠組み」に、その詳細は「第3章 各カリキュラム要素の詳細」に示しています。

主要カリキュラム要素の整理

 
  • 私たちの学校のスタッフ(教師)は、めざす学校の理念・方針を体現するため、下図のような「ベースとなる理念」を持ち、「子どもと関わる態度」を取り、「学びと共育のスキル」を発揮できる人であるよう、採用し、育成します。

1-5.スタッフ(教師)像

 
  • 学校を運営するにあたり、基本的な枠組み事項は、次のとおりです。

1-6.学校運営の基本事項